3月21日(土)

高齢難聴対策を考える~高齢化社会における難聴対策、その緊急提言

21日(土)10時30分~12時00分 6階ホール
講師:喜多 知子氏 京都大学病院耳鼻咽喉科

耳科の問題点、解決していかなければならない課題を考える
現場の高齢難聴対策で何が見過ごされているのか、このままではいけない、警鐘ポイントをあからさまにする
 Ⅰ.高齢者難聴対策(聴覚スクリーニング)
 Ⅱ.補聴器
 Ⅲ.言語聴覚士支援
 Ⅳ.騒音難聴
 Ⅴ.難聴医療支援 (検査、手術、医療機器への保健適用)

人工聴覚器の初歩・Q&A~人工中耳、人工内耳について

21日(土)12時30分~14時00分 6階ホール
講師:土井 勝美氏 近畿大学病院耳鼻咽喉科

高齢者における難聴は、その危険性が今も過小評価されている。他人とのコミュニケーション障害は、家族や社会からの孤立を招き、『認知症」を発症する最大の危険因子である。人工内耳手術が必要な高度難聴でも、「高齢だから」、「手術が怖いから」、「先が短いので」などの理由で、手術を躊躇する患者も多い。
「難聴を適切に治療し、健康寿命を伸ばし、充実した残りの人生を楽しんでほしい」、「『聞こえ』を取り戻すため、人工内耳手術という選択肢があることをより多くの患者に知ってほしい」

今、求められるきこえ支援 その1

21日(土)14時30分~16時00分 6階ホール
講師:大沼 直紀氏  筑波技術大学名誉教授・初代学長 、元東京大学客員教授

  • 私が聴覚障害に関わった五十余年と時代変化
  • 聴覚補償と情報保障
  • 聞こえの痛みを治す専門家と聞こえの痛みを和らげる人々
  • オーディオロジーの教科書に「手話」「ろう文化」という言葉が

セミナー途中に「聴覚バランサー」の紹介(CM)が入ります

補聴器座談会 利用者の声から
~課題とその解決法を話し合う

21日(土)14時30分~16時00分 4 階
座長:友江 達矢氏 言語聴覚士
コーディネーター:秋庭 伸行氏 
堺市きこえ支援協会 聴覚補償部

堺きこえのフェスタでは『補聴器座談会』を開催します。
当事者パネラーの方が中心となって、補聴器の購入エピソードや困りごとなどを会場の皆さんと共有します。情報保障されているので、話についていけないということはありません。もちろん会場からの質問も大歓迎です。

  • 補聴器との向き合い方
  • 難聴のカミングアウト、って

特別教育支援セミナー
アセスメントに基づく 個に合わせた支援

21日(土)17時00分~18時30分 4 階
講師:五藤 博義氏 レデックス認知研究所所⾧

自らの子供時代の困りの体験から、一人ひとりに
適した学びの提供を使命と考え、「学びの環境」
の研究開発に40年以上、取り組む
東京大学教育学部卒。ベネッセ研究所⾧等を経て、
起業

※ご注意 本セミナーに限り運営の都合上、ヒアリングループ以外の集団情報保障はつきません
必要な方はご自身で手配をお願いします


3月22日(日)

今、求められるきこえ支援 その2

22日(日)10時30分~12時00分 6階ホール
講師:大沼 直紀氏  筑波技術大学名誉教授・初代学長 、元東京大学客員教授

  • バリアフリーが生み出す新たなバリアフリーコンフリクト(衝突、対立、葛藤)
  • 言語、コミュニケーションの補償・保障を一つにしない
  • 人工聴覚器の将来展望

難聴と再生医療~健康保険適用になった鼓膜再生

22日(日)12時30分~14時00分 6階ホール
講師:金丸 眞一氏 北野病院耳鼻咽喉科

鼓膜再生療法 について

種々の原因による鼓膜穿孔(鼓膜に空いた穴)の閉鎖に対してこれまで様々な治療がなさ れてきました。しかし、現行の治療法では手術によっておこる数々の原因で聴力がさほど改善しないこともしばしばです。
本治療法は、わずか 20 分間程度の外来 処置のみで、処置直後より聴力が改善し、高い成功率で鼓膜穿孔の閉鎖が可能な再生医療に よる全く新しい治療法です。
本治療により、耳科手術は、全く新しい局面を迎えることになると考えられます。

音声認識を斬る!~これからの人的支援とは

22日(日)13時00分~15時30分 4階
司会進行:楠瀬 樹宜氏

パネラー:
荒川 清美  特定非営利法人 名古屋難聴者・中途失調者支援協会(以下 名難聴)
豊本 めぐみ 美濃白川UDトークあゆみの会
一瀬 宗也 株式会社アイセック・ジャパン  

音声認識を斬る・・ 『斬る!切る?』なんてビクッとしたあなた!

音声認識、使ってますか?

難聴者の知る権利
音声の視覚化に先人は多方面で取り組んできました。
1.手話
2.文字化(要約筆記など)
この2つは、支援者があってこその方法です。
相互の理解を深めながら、世の中の人達への啓発にも両輪として取り組んできました。

そして第3の方法として、ますます精度をあげてきた音声認識があげられます。

今では、UDトークに代表されるといって過言ではない音声認識アプリは、
広く活用されるようになっています。

故高木富生(元名難聴会長・理事)さんは、
この第三の方法、音声認識にいち早く取り組んで来られた1人です。
高木さんは、UDトークの出会いによって、
『音声認識は、難聴者の生活を変える第三の通訳』と確信。
単なる便利なアプリという位置づけに留めず、自分たちでも使える第三の通訳としての土台を築こうと
命を削られました。

私は、この『音声認識は、難聴者の生活を変える第三の通訳』に
深い感銘をうけ、それならばとことん追求しようと思っています。

そんな難聴者が取り組んできたminiヒストリー、
そして今の各地での状況を赤裸々にご紹介、「音声認識を切る」セミナー
物申すあなたのご意見も、どうぞお寄せください。
お気軽にぜひ、ご参加ください。

あきらめない!耳鳴り・めまい

22日(日)14時30分~16時00分 6階ホール
講師:田辺 智子氏 田辺耳鼻咽喉科

耳鳴り、めまいの治療実践
難治の症例に対し、どのような治療の可能性があるのかをご紹介